ニヒリズムとその克服。ニヒリズム(虚無主義)とは、現実に客観的な意義を認めず価値を置かない思想。

ラテン語のNihil(無)に由来する。 ニヒリズムは相対主義や悲観主義とは異なり、単に全てが無価値だとする哲学上の立場。ニヒリズムの克服として消極的ニヒリズムから積極的ニヒリズムへの移行が示されているが、そうしたものは体育会系的。本質的ではない。
世の中の全て、自分の存在すらも客観的に俯瞰してみれば、「価値」というものはそもそも存在しないというか、絶対的な基準としての価値はどこにも見い出せない。
ニヒリズム
消極的ニヒリズムから積極的ニヒリズムへの移行という考えではなく、消極的ニヒリズムと積極的ニヒリズムを抽象化した立場に移行するべきである。そこには積極的ニヒリズムを支える踏ん張りがない。だからこそ煩いが無くなるのだ。